両国の川開き

昭和33年ごろまで、川沿いにお座敷が並び、
直接、船に乗ることが出来た。
船に乗って、芳町のお座敷から、お団子を買いに行った物だとか。
そのころは、船も少なく、物売りの船が行き来して、
西瓜なぞを売っていたとか。
川開きのときは、河床を作って、そこで花火見物。
芸者さんは、卓についてお酌をし、それで、お花がついた。
川開きの時に、雨が続き、それならと言うことで、浴衣を着た。
でも、雨が降ると、お客が帰るので、そのうちに、河床はやめた。
お客が帰るとお店の人はお見送りをする、その後、料理を下げるので、
その間に、野次馬が料理を食べてしまった。
などと聞く。