江戸写し絵

小唄の「あげ汐」の中に、『写し絵』が出てくる。
その江戸写し絵が今も残っていた。
今、TVでやっていたので検索してみたら、HPもある。
劇団みんわ座*1である。
1つの絵をスクリーンに写しているだけかと思ったら、
人型を動かして、物語を演じることまでやっている。

当時の様子が鈴本演芸場の寄席主人覚え書き*2に出ている。

 江戸時代、隅田川を流すうつし絵師、というからただいまの紙芝居でしょうが、船遊のうつし絵に見とれているすきにきん着切りが見物人の煙草入れやかんざしを抜き、その割り前というわけでもないでしょうが、きん着切りから船遊に半年食うくらいの付け届けをしていたという話を聞きましたが、それくらい船遊のうつし絵は盛り場両国の評判だったらしく、孫三郎はそのせがれなのです。