太鼓の入らない長唄

長唄のお囃子って、いつも全部入っていると思っていたのですが、入らない物もあると教えてもらったのはつい最近のこと。ちなみに、全部とは、大皮・小鼓・締太鼓・笛。で、四拍子と呼ぶのだそうです。
お能のお囃子をお稽古している人に締太鼓のことを聞くと、入らない物って多いそうです。入る物ってどんなものって聞いたら、特に決まりはないとのこと。しっとりした物は入らない(女性が主役の羽衣)。にぎやかな物に入る(男性が主役とか)。曲調によると言うことなんでしょうね。
お能から長唄にってことを考えると、歌舞伎や踊りのための長唄なので、にぎやかにするために太鼓の手がつくようになったということなんでしょうか。
関連して、松の緑って、お囃子はつかないとのことなのですが、ついている音源を聞いたことがあります。踊りのときだったような。今でも、作調ということで、チューニングされて行ってるんでしょうね。これがなされなくなると、本当に死んでしまいますもんね。