長唄「老松」

つい、譜を買ってきて、弾いてみてしまいました。
小唄のお師匠さんに、撥で弾いている?なんて聞かれてしまいました。
はい、すみません、弾いてしまってます。
江戸時代の遊郭では花魁は大夫の位をもらっていたとのこと。
老松の歌詞にあるように松に五位の大夫の位を与えたとのことから来ているそうです。
松の異名には五大夫と言うのがあるそうです。
ちなみに、位を表すのは太夫ではなく大夫です。
このことから、文楽の語りの方は大夫としているのでしょう。
さて、「松の緑」という唄がありますが、この松の緑というのは、松の新芽です。
将来の大夫ということで、かむろの名前を緑としています。
新内の明烏にも緑というかむろが出てきます。
よくつけたものですね。(^^)