5月公演

個人的に順位をつけるならば。
1. 桂川連理柵
 嶋さんのちゃり場最高。勘十郎さんものりのりで。
 紋豊さん継母のおばあさんも、細かい所など入れ込んで、よかった。
 床がよいと、ここまで一体化して、もりあがるんだろうな。
 一転して次の段では、清治さんの三味線がすごい。
 清治さんって優等生的な感じを受けるのだが、今日は違った。
 ちゃり場がおもしろければおもしろいほど、後半がひきたつ。
 文雀さんのお半ちゃんのかわいいこと。
2. 近江源氏先陣館
 なったって小四郎。この話は、2度見ないといけない。
 今日は、その二度目で、最初から最後まで、泣けた泣けた。
 とにかく話がよいし、誰もみんなきっちりと仕事していたし。
 山中常磐も、文楽で復刻してほしいなあ。
3. 伽羅先代萩
 簑助さんの政岡がすばらしかった。それ以外は特になんてことはなく。
 住さんの語りは、今日もよかった。けど、ちょっと押さえた感じでした。
 住さんも声をつぶしてしまったのか、唄うところが、つらそう。
 なので、今回のではない嶋さんの声が今も耳に残っています。
 床下の段は、なにこれ?って気がしましたが。(^^)
4. 冥途の飛脚
 玉男さんの忠兵衛・簑助さんの梅川のゴールデンコンビ。
 でも、なんか精彩をかく。誰が悪いと言うことでもないけど。
 駒之助さんで聞いた淡路町の段が、また、聞きたくなった。
 男性が語ると、義母の妙関さんが、他人のような感じだけど、
 女性が語ると、体の心配をしているときに、母としての優しさを感じた。
 そういった、細やかな感情表現が、足りないのか?
いいかげんな素人の感想ですが、、、