好いたお方 本調子

小唄江戸紫 中田治三郎(昭和23)より
好いたお方 本調子
  好いたお方の行あへば顔はもみぢのてり蔦やたゞかつ
  としてあつうなる五徳鉄灸金火鉢うで入黒子起請
  誓紙ハ常のことげほうの天窓へ梯子をかけまだその上に
  足駄はいて傘さいて行く夜さハ富士の高嶺に寝て見たい