濡れてしっぽり

小唄江戸紫 中田治三郎(昭和23)より
濡れてしっぽり 本調子
  ぬれてしっぽりうちとけ顔にふけた世帯をしみじみと
  ええ憎らしい仇ごとな夢に結びし番ひの蝶々
  末のすゑまで二人連ぢやわいなそしらバそしれ
  どうなと勝手に此方ハなんでもかんでもかんでもかまやせぬ