女ごころ

小唄江戸紫 中田治三郎(昭和23)より
女ごころ 二上り
  をんな心に待つ夜は じれてまぎらす小唄も忍び駒
  やくのは野暮と知りながら若けりやいつそ華厳か三原
  顔身りやそれもけろけろと今啼いた烏がモウ笑った
  いま啼いた烏がモウ笑った