ただものではない

日曜日の夕方にJR東京駅にいた。
エスカレータを昇っていると、前の方に薄物の羽織の女性がいた。
黒っぽい着物に白い帯、その上に鶸色の絽か紗の羽織。
髪もキチンとあげて、すごくかっこいい。
思わず後を追ったが、行方はわからず。
と言って、声をかけるほどの勇気はないのだが。
荷物が黒いトランクだったが、これは三味線の三折れのサイズ。
その筋の人にちがいない。