銘仙の着物

縮図の中で、佃島の実家で通常は綿の着物を着て
出かけるときに銘仙を着てというシーンが出てくる。
年齢的には10代後半。
特記すべきなのは、着丈を短く着ていること(くるぶしの上)。
銘仙の着物はだいたい短いが、元々は庶民の普段着レベルの物で
着丈は短く着たのかも知れない。
褄下がかなり短い物が多いので、不思議に思っていたが
こういうことなのかも。
となると、浴衣を短く着ている、今のお嬢さんたちも、
そんなに間違っていないことになる。
今の着付け教室で教えている着丈は、
TPOにあまり関係なくどんな場合でもOKな
ぶなんな路線で統一されているため、
浴衣の着丈はくるぶし程度と、規定されているのではないかと思う。