蘆管

三味線はどう弾けばよいのか、説明してあるページがあるかネットで検索してみた。
見つかったのが、三線に関するサイトいちにの三線「どこを弾けばいい?*1」。ここに、三線と三味線でどこを弾くのか解説してあった(目的からははずれている)。
長唄・端唄の三味線は撥で弾くときは撥皮のあたりを弾くのであるが、小唄の爪弾きのときは駒よりで胴の中心あたりを弾く。義太夫の撥は、撥皮が少し長くなっていて、胴の枠側を弾くときと胴の内側に入って弾くときがあり、その音色を使い分ける。
上記サイトには「蘆管(ろかん)」の解説もしてあって、爪弾きのときとおなじ位置を弾く。この蘆管は、一弦琴を弾く道具(爪)であり、そちらから転用されたのであろうと思われる。
小唄のとき、蘆管を使う場合もあるようだけど、ここに解説されているような撥皮の使い方はされていないようだ。ちなみに、新内の上調子を弾くときに使用する小さな撥を、わたしのお師匠さんは使っている。
もっと検索すると、篳篥(ひちりき)の口のあたりが蘆舌(ろぜつ)といい、葦から作成されている*2。昔はプラスティックではなく、葦で作成されていたのだろう。