赤いもの

小唄江戸紫 中田治三郎(昭和23)より
赤いもの 二上り
  赤いもので云はうなら官女の袴に小豆飯疱瘡の
  神に達磨さま月に七日のお客さんあれ恥かしさうな
  顔の色千代に八千代にちよつとつむりの艶やかさそれハ丹頂の
  鶴ぢやええゝそれもさうかいな猫貰ふても鰹節やない