朝の海 恵方詣

小唄江戸紫 中田治三郎(昭和23)より
朝の海 恵方詣 二上り
  恵方詣でも二人して真砂をひろふ濱づたひ空も心も
  海原も晴れてのどかな朝凪の女波男波のさゝめ言
  連理の松の下影にさまは百までわしや九十九まで
  梢の鶴の千代かけて契りかはさん尉と姥