いくふし

幾ふしの木小屋のうちの蒸し暑き まだ漏る雨のあとぬれて
湿るむしろを女夫ござ 引きよせられて手をかりの枕
近くに蚊のむれる はらうよしなき薄物の袖の模様の乱れ草
戸のすきのぞく お月様
<奥付がない小唄集より>

これは、木小屋とも呼ばれています。