いつしかに

いつしかに 縁は深川なれそめて
せけば逢いたし 逢えば又
浮名立つかや やる瀬なや
それが苦界じゃないかいな
とかく浮世は色と酒
浮名立つともままの皮
浮いた世界じゃないかいな
<奥付がない小唄集より>